生命保険を解約したいけど、保険のおばちゃん(外交員)に引きとめられてしまう場合はどうしたらいいのでしょうか。
私はFPの勉強をするうちに自分が加入していた保険に興味を持つようになりました。
私と夫の入っている保険内容を徹底的に見直し、今年の1月には入りすぎている余分な保険を解約して、年間6万円を浮かすことができました。
・過去記事⇒保険の定期見直しで保障額をアップ、年6万円の固定費を浮かす!
この見直し時に問題を放置していた保険があったのですが、先日ようやく解約することができました。
内容がよくわからず勧められるがまま入り続けていた保険で、よくよく調べてみると保険料が高いのに保障はイマイチだったのです。
そこで加入していた大手生命保険の担当者に相談してみたところ、解約を引きとめられてしまい、意思の弱い私はなだめられて・・・ということを繰り返していたので解約まで重労働でした。
この記事では生命保険の解約を考えているけれど、いくら相談しても、解約の意思を伝えようともやめさせてもらえなくて困っているという方へ私が解約まで至った方法が参考になればいいなと思いながら書き残しておきます。
保険解約手続きまでの手順
保険をやめさせてもらえない場合、どのように手続きすればスムーズに解約できるのでしょうか?
私が実際に解約するまでこのような手順でした。
1.担当者に解約の意思を伝える
インターネット販売(ダイレクト型)でない対面販売の場合は担当者がいると思います。まだ解約の意思を伝えてない場合は連絡を取りましょう。
この段階では解約の意思をチラつかせるだけでいいのです。おそらく連絡したところですぐにはやめさせてもらえないでしょう。
私は担当者に解約の意思を伝えたところ、一度会って話をすることになりました。
話をすると、満期(15年の定期保険)まで入っていたほうがいいと長々と説得させられてしまい、結局そのまま続けることになってしまいました。やはりそう簡単にはやめさせてくれません。
解約の意思が強い人はここでスパッとやめることができるんでしょうけど、私はまだ迷いがあったので担当者の言われるがまま継続することになってしまいました。
その後何度かしつこく連絡を取り、最終的には「新しい保険に入れたら解約の連絡をします」と告げました。
2.他商品と比較検討する
保険は一度解約すると元に戻せません。ですから解約は慎重にならなければなりません。
- 本当にやめていいのか?
- やめた後どうするのか?
保険の加入し直しを検討していたので、いろいろな保険商品を見て、資料を取り寄せたりシュミレーションしました。
比較検討やリサーチするまで長い時間がかかり、今までこんなに本気になって保険の見直しをしたことがないというぐらい様々な商品の詳細や評判などを調べました。
保険商品は価格が安くて魅力的なものや、新しいものが次から次へと出てくるんですよね。調べている最中にも新しい保険商品が出てきてました。これからも良い保険商品がどんどん開発されていくでしょう。
そんな中でどんな保険に入ればいいのか?とずいぶん頭を悩ませました。
保険に入る必要性は人それぞれですし、必要保障額もまた人それぞれです。
ですから、「こうすれば良い!」という答えはネット上でいくら探してもありません。年齢、家族構成、収入、貯蓄、借金額などが全く一緒の家庭なんて万に一つもないです。
様々な保険について詳しく知り、比較検討するためにも資料を取り寄せたり身近なFPに相談したほうがいいです。
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3.自分の保険に対する考え方をまとめる
様々な保険を見てシュミレーションした結果、我が家の保険に対する考え方がまとまりました。
ところで、最近は終身医療保険が流行っていますが、日本人の平均寿命まで生きたとして総支払額を計算してみると恐ろしいことになりませんかね?
終身医療保険に加入するメリットは保険料が一生変わらないことですが、デメリットとして保障内容の陳腐化(50年後には時代に合わない内容になっているかもしれない)、総支払額のわりに取り戻せる保険が少ない(保険屋が儲かる)ことがほとんどです。
私は終身保険に入らず、安い掛け捨ての保険+共済を選択することにしました。さらに浮いた保険料+αで医療用の貯蓄を新しく始めることにしました。ある程度の医療用貯蓄と預金が貯まれば保険を解約するつもりでいます。
4.新しい保険の加入手続きをする
新規加入する保険を決めたら加入手続きをします。
保険は健康なうちしか入れないのでなるべく早めに手続きを開始します。告知義務違反がないように自分の病歴についてしっかり把握しておきましょう。
5.数か月は保障がダブることを覚悟する
保険の入り直しのときに気を付けないといけないのが、保険の免責期間です。
特にガン保険は加入から90日間は免責(この間にガンと診断されても保険金がおりない)となっているので新保険と旧保険の保障期間にダブりが出るように入らないと保障の意味がありません。
私はガン保険に入らず免責期間がなかったので、保障が開始されてからすぐに旧保険の解約手続きをすることにしました。
6.コールセンターに連絡する
保険担当者に連絡するといつまでもやめさせてもらえないと思ったので、コールセンターに電話することにしました。
コールセンターから担当者に連絡が行き、電話した日から4日程度で解約の書面が届きました。
スパッとやめてしまいたい時や、気まずくて担当者に連絡したくない時、いつまでも保険を解約させてくれない意地悪な担当者の場合はコールセンターに連絡したほうが手っ取り早いです。
ちなみに、コールセンターに電話をしたときに解約の理由を聞かれたのですが、保障が必要なくなったことと、保険担当者に解約をずっと引きとめられて不満だったことを怒りながら伝えちゃいました。
その後、担当者から「大きなペナルティになるのでコールセンターで話したクレームを取り消してほしい」とお願いされたのですが、「事実なので絶対取り消しません」と返事しました。こういったお願いをされてガッカリしました。保険を売る人は自分の営業成績しか考えてないんですね・・・。後腐れなく解約するつもりだったのにスッキリしない形で担当者と縁を切ることになりました。
どうやら客からのクレームをコールセンターで受けると担当者にペナルティが下るようです。担当者に長々と引き止められてやめさせてもらえないことが本当にストレスだったのでちょっとすっきりしました。(いじわる?)
ここまでが私の新保険加入から解約までの流れです。脅しのつもりではありませんが保険を解約するのって大変です。
生命保険をやめさせてもらえない時はどうする?解約方法と手順まとめ
生命保険を担当者のしがらみなく手っ取り早く解約するならコールセンターが一番です。ここでは引きとめられることはまずありません。
お恥ずかしながら、若いときに勧められるがまま入った保険で、内容をよく理解しないまま保険料をムダに払い続けていました。
この保険を夫婦で解約したことで月12,500円、年間にすると15万円の固定費が浮いたことになります。
さらに1月に解約した保険料を合わせると、見直しによって年間21万円が手元に残ることになります。
これらの保険に5年間加入していたので、解約返戻金を加味してもトータル100万円近く失ってますね。無知なうえ心配性で保険に入りすぎていたことで高い勉強代となってしまいました。
保険はとても複雑で、自分で保障額を決めるのは難しいです。解約して加入し直す場合も悔いの残らないようにしてくださいね。
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【追記】見直しで最終的に年20万円の固定費が浮きました!