保険の定期見直しで保障額をアップ、年6万円の固定費を浮かす!

保険活用法と見直し

20160113保険見直し

生命保険や医療保険など、保険の営業員から言われるがまま加入してそのままにしていませんか?

 

私はお恥ずかしながら今日に至るまでの4年間、保障内容についてよく理解しないままおすすめされた保険に夫婦で加入していました。

少し前から「うちの保険料は高すぎるうえに内容が複雑で理解しづらい」ということで疑問に思っていました。しかしながら、保険証券を何度見てもよくわからなかったので放置していたのです。

貯蓄ができない人というのは、このよくわからない支出を十分に調べないことで損をしていることがほとんどです。税金にせよ保険にせよ、お金に関することは知らないと損する仕組みになっています。自分で知識をつけて必要なものにお金を払ったり、受け取ったりしなければなりません。

自分で知識をつけて調べた結果、保障額をアップさせて保険料にかかるコストを下げることができました。以前加入していた保険と比較して見直し後は夫婦で年間6万円浮く計算結果に驚き!

ここからは私が保険の見直しで実際にやったことを記事にします。

 

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加入していた保険に対する不満と不信感

私の加入していた保険は、大手生命保険会社の貯蓄型終身保険(主契約)に特約で三大疾病や医療保険などがついています。医療保険には女性疾病の場合に保障が倍額になる契約が付いていて保険料はかなり割高になっています。

1年前から医療保険特約の女性疾病倍額保障がいらないと思っていたので、保険の営業のおばちゃんに「女性疾病の特約を外せませんか?」と相談していましたが、「外すことができない」という回答でした。他にも三大疾病特約+疾病障害特約+介護保障特約が定期更新型で付いており、これもいらないと思うようになりました。

しかもこれらの特約も「外せない」という回答を受け、不便極まりなくて今の保険に対して不満でいっぱいになりました。

主契約の終身保険は100万円、特約部分で900万円が上乗せされており、死亡時の保険金は1,000万円ですが特約部分は一時金で先に受け取ると消滅します。

 

しかも契約者が夫、被保険者が私、保険金受取人が夫という所得税が課税される(一時所得)パターンの加入方法だったのです。所得税で課税されるより相続税で課税されるほうが非課税枠が大きいのでメリットがあります。相続税で課税されるようにするには契約者を私にしなければなりません。

知らずに加入するのって本当に恐ろしい…。

それを保険のおばちゃんに話して「別の保険に入りなおそうと思っている」と話をしたところ、引き止められてしまいました。保険のプロである営業員と保険素人の私の対決の幕が上がりました。

 

保険の営業員のおばちゃんと対決!?

20160113保険解約を考える

保険の担当のおばちゃんと対決するにあたり、保険関連の書籍を読み漁りました。今回知識を付けるために読んだのはこの2冊。

 

保険の勉強で参考にした書籍

よい保険・悪い保険 2016年版
「保険とは何か?」から知りたい人のための入門書。終身保険、定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険、個人年金保険、学資保険、介護保険、共済保険、自動車保険まで幅広くわかりやすく書かれていました。「今の自分にどんな保障が必要か?」ということを深く考えされてくれる内容です。保険の実名ランキングは参考程度に読むといいかもしれません。

保険完全ガイド (100%ムックシリーズ)
どんな保険商品が出ているのか確認して、自分で資料を取り寄せたり契約する人向けの本です。「広告一切なし!」と書かれていますがこの雑誌自体に広告感が強く、読んでいるだけで押し売りされているような感覚になります。本の中で紹介されている保険はほぼ外資系で埋め尽くされているので、日系生保を契約したい人にはオススメできません。

我が家の状況

  • 夫婦二人で子供なし、共働きで貯蓄はある状態なので現時点ではそこまで保険を掛ける必要はない
  • 夫は一般人より業務中に死亡するリスクが高いので死亡保険や傷害保険を多めに掛けている(会社規定で加入義務あり)
  • 私(妻)の死亡保険は葬儀代が賄える程度あればいい

夫は特殊な仕事をしているので私と同じような大手生命保険会社契約のものの他に、保障額を上乗せするために掛け捨てで生命保険や傷害保険に加入しています。

私は駆け出しの自営業者ですが、基本的には夫の収入で生活できているので怪我や入院で私の収入が途絶えても問題ありません。

★見直し前の保険支払額の合計:夫婦二人で約27,000円/月

 

保険見直しの効果

契約者を変更するのは簡単にできたので、これで保険金を相続税課税にすることができます。今の契約を一度解約する必要はありませんでした。

保険の営業のおばちゃんと夫を交えて本音で話し合った結果、大手生命保険会社で掛けている保険はそのままにしておくということになりました。…と言うより、説得させられてしまったのでぐうの音も出ずそのままになってしまったんです(汗)。やはりセット保険なので特約部分の変更は不可能ではありませんが、入り直しが必要だったのでいじれませんでした。私が不満だった女性特約部分は次回の更新で外すことになりました。

 

その他に結婚したときに夫が私に掛けていた保険があったのでその部分だけ解約しました。給料から毎月自動的に引かれていたので内容を詳しく見るまでこの保険の存在に気付きませんでした…。こういうのもあるので見直ししなきゃダメですね。

夫の掛け捨て保険は入り直すことで保険料の負担が少なくなったのに保障額をアップできました。これで見直し前より毎月5,000円の保険料ダウン、年間60,000円の固定費を削ることができました。

★見直し後の保険支払額の合計:夫婦二人で約22,000円/月

 

 

加入する保険は自分で決められるように知識を付けよう

最近はファイナンシャルプランナー(FP)に無料で保険相談するのが流行っていますが、相手も商売ですから利益の高い商品を知らずに売られてしまうこともあります。わからないからといって丸投げせずにある程度自分で知識をつけて相談すべきですよ。相談に行くのはそれからの話です。

 

保険のおばちゃんと対等に話し合うには知識が全然足りなかったです。保険を解約して入り直すにはおばちゃんを説得できるように知識を付けるか、断固として解約する意思がないと相手はプロですから到底敵いません。私のように保険の解約を考えていても説得されてそのままの人って結構いるんでしょうね。

かなり悔しかったので人任せにしない保険に加入するためにFPの勉強することにしました。今回見直しをしたことでいい勉強になりました。(まだまだ勉強が足りないのですが)

 

【追記】やっと解約できました!

生命保険をやめさせてもらえない時はどうする?解約方法と手順

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