一眼レフカメラの機材をほぼ一式買い替えたため、古いカメラやレンズを手放すことにしました。
でも、こういうのってどこで売ればいいの?とすごく悩みますよね。
この機材一式は、お金があまりないときから地道に買い揃えてきて、撮影する喜びを教えてくれた思い入れのあるものなので、できれば納得のいく価格で手放したいと思うのです。
中古カメラやレンズを売却するのは初めてだったので、いろいろ調べてみた備忘録となります。
中古カメラとレンズの市場相場と買取額を比較調査
まず、機材一式がいくらで売れるのか調べてみました。
Amazonマーケットプレイスの相場(最安値)、オークションの落札相場(オークファン)とネットで簡易的に査定価格を出すことができるマップカメラとカメラのキタムラの4つで比較してみました。
こうやってこの4つを比較してみるとAmazonマーケットプレイスが一番高く、カメラのキタムラが一番安い結果となりました。その差額合計は52,960円になりました。
ただ、Amazonのカメラカテゴリは出品制限があるようなので、出品は業者でないと難しいシステムになっているようです。
そうなると、高く売るにはオークションやフリマを使うのが現実的になります。それでも調査で最安値だったカメラのキタムラとの差額合計は35,956円。
近くにカメラの買取ショップがあれば、事前にオークションの相場をチェックしておいてからお店に立ち寄ってみて希望価格になるかどうか確認してみるのもいいかもしれません。
しかし、事前にネット上の口コミや査定結果を見てみると、リサイクルショップやカメラ専門店などの店舗ではかなり安い価格で買取されているようでしたからあまり期待はできません。
落札手数料や梱包や発送にかかる手間を考えても、自分でオークションやフリマに出すほうが有利なことがわかります。
調べてみた結果、やはり高く売りたい気持ちが強いので面倒でもオークションに出すことにしました。高く売れるほうが当然いいに決まっています。
カメラやレンズは中古になっても可動品であれば価値があります。たとえ、ジャンク品になってしまった場合でも、コレクターや自分で修理できる方が部品取り用として買ってくれることもあるようです。
オークション出品で必要な情報を事前調査
オークションで売るために書いておくべき必要な情報について調べてみました。
一眼レフカメラボディ・レンズキットについて
ボディやレンズキットを出品する前に以下の内容をチェックしてみましょう。
- 外観の大きな傷やアタリの有無
- 外観の使用感
- 付属品の有無(元箱やバッテリーなど)
- 光学系のチリ・ホコリ・くもり・カビの有無
- ファインダーの視認性
- ミラーの状態
- シャッター回数
- 液晶表示
- 動作確認
- 製造番号
外観や付属品について細かく写真を撮って掲載します。不具合があれば隠さず細かく書かなければなりません。使えない状態ならジャンク品扱いになります。
一眼レフカメラのボディ内にある部品は消耗品のため寿命があります。寿命が切れるとシャッターが切れなくなるので、シャッター回数がわかれば書いておくと親切です。
レンズについて
レンズを出品する前に以下の内容をチェックしてみましょう。
- 外観の大きな傷やアタリの有無
- 外観の使用感
- 付属品の有無(元箱や保証書、キャップ、フードなど)
- 光学系のチリ・ホコリ・くもり・カビの有無
- 動作確認
- 製造番号
レンズはチリやホコリが入りやすいので、神経質な人はかなり気にします。あとでクレームにならないように厳しめに書いておくべきです。
キャップを外したレンズ前後の写真があると、購入希望者にチリやホコリの混入具合を判断してもらいやすくなります。
ストロボについて
ストロボを出品する前に以下の内容をチェックしてみましょう。
- 外観の大きな傷やアタリの有無
- 外観の使用感
- 付属品の有無(元箱や保証書など)
- 動作確認
- 製造番号
動作不良がないかチェックします。キャッチパネルの引き出しがスムーズにできるかもチェックしておきましょう。
オークション出品の価格設定について
私の場合、オークファンで事前に調べた平均落札額よりも1,000円安い価格で出品しました。振込手数料は落札者負担にしたので、出品価格+送料で平均落札額に近くになる計算です。
オークファンというサイトでは過去に落札された金額を調べることができます。出品しようと思っているボディやレンズの型番を入れて検索し、状態などを参考にして出品価格を考えます。
私が出品したのはペンタックスというマニアックなカメラブランドなので、そんなに買い手は付かないだろうと思い、弱気の価格設定にしました。
その後、入札1か2でオークションが終了して、出品価格とほぼ同額で落札されました。もう少し上がるかな?と期待していたのですが、やっぱり市場平均の落札価格ぐらいでしか売れませんよね~。残念。
ただ、キヤノンやニコンのボディやレンズだと、古くても買いたいユーザーはたくさんいると思うので、強気な価格設定でも大丈夫なんじゃないでしょうか?(持ってないのでわかりませんが)
それと、取引相手はほとんど業者でした。素人からカメラを買い取って転売すれば儲かるのかもしれませんね。個人の方に買ってもらいたかったのですが仕方がないです。カメラ店の買取より高く売れたのでヨシ。
とりあえず、約1週間ですべての取引を終えることができました。マニアック機材でも買い手はいるものですね。売れてよかったです。
ヤフオク出品の場合の利益と諸費用は?
今回はヤフオクに出品して売りました。カメラカテゴリだとヤフオクが強そうという印象です。
落札価格(送料込)、諸費用、利益はこんな感じでした。
レンズキット以外を出品して23,711円の収入になりました。これで新しいレンズ資金に回せます!
「あれ、レンズキットはなんで書いてないの?」と思った方います?鋭いですね。
実はレンズキットはまだ売ってません。気になる不具合があり、ヤフオクで売ることにためらいがあったので・・・。
査定価格が安くても自分に責任がかからないカメラ店に売るか、2台目のサブカメラとして壊れるまで使い潰すか悩んでいます。
ヤフオクの出品方法は2種類ある
ちなみに、ヤフオクの出品方法はオークション出品とフリマ出品の2種類があります。
できるだけ高い価格で売ることを狙うならオークション出品、自分で決めた額で売る場合はフリマ出品と使い分けることができます。
フリマ出品の場合はヤフープレミアム会員(月額462円税抜)に加入しなくても出品できますが、オークション出品の場合は加入しなければなりません。
フリマ出品でもオークション出品でも、ヤフープレミアム会員になっていれば落札手数料が若干安くなります。(未加入だと手数料10%、加入していると手数料8.64%になる)※カテゴリによって落札手数料の割合が異なる場合もあります。
カメラやレンズの落札価格が高額になればなるほど1.36%の手数料の差は大きくなるので、高額なカメラやレンズを出品予定の方はヤフープレミアム会員になっておいたほうが良さそうです。
ヤフープレミアム会員になるなら、できれば月初に加入して、月末までにすべての物の出品を終了して解約するのが一番無駄がないです。
ただし、ヤフオクで売る前の注意点としては、新規出品者だと警戒されて落札されない可能性があることです。
まだオークションを経験したことがない方は、手ごろな価格で欲しいものを何度か落札して取引経験と評価をつけてもらったほうがいいです。落札だけの利用ならヤフープレミアム会員になる必要はないので気軽にできます。
オークションが面倒なら安いことを承知でカメラ買取店へ
オークションのほうが高く売れることがわかっていても、写真を撮って落札を待ち、入金を確認して、発送する手続きをするのを面倒に感じる方もいるでしょう。
カメラ買取店で買ってもらったほうが便利だと思う方は、安くなることを承知でカメラ買取店を利用したほうがいいでしょうね。
※ノートパソコンの場合ですが、ソフマップで買取してもらった時の記録です↓
参考:査定結果は満足!でもソフマップ宅配買取は手順がややこしい・ノートパソコン売却編
カメラは精密機械のため、オークションだと細かなことでトラブルやクレームになる可能性もあります。対応や責任はすべて自分にかかってきます。これが嫌なので売却方法についてはかなり悩みました。
今回ヤフオクで売れた機材一式が結構な利益になってくれたので、次に欲しいレンズのための資金に回すことができます。
オークションと店舗買取での売却額の差が、自分への手間賃だと思えば結構いいお小遣いになりますよね。
オークションは出品から発送まで手間がかかりましたが、その分高く売れてくれたのでカメラを手放す方法としてオススメできます。
とはいえ、売りそこなった不具合のあるボディの処分にはいまだに悩んでます。カメラが2台あるとレンズ交換の手間が省けるのでいいかも・・・とも思えてきました。
【2018/10/11追記】その後カメラは リコマース というAmazonのアカウントを使って宅配買取できるサービスを利用して手放しました。
カメラの買取額20%アップの時期に申し込んだので、想定していたよりも高く売ることができました。査定からAmazonギフト券の振込まで対応がスムーズでした。